2023年の経済産業省が主催する『マナビDXクエスト』に応募し、無事選考を通過したのでここに報告します。
半年ほどの長いプロジェクトですが、しっかりと勉強して、多くの「学び」と「気づき」を得られればと思います。
マナビDXとは?
『マナビDXクエスト』とは、経済産業省が主導するデジタル推進人材育成プログラムのことです。
HPには以下のように説明があります。
経済産業省では、地域企業・産業のDXの実現に向けて、デジタル人材の育成を推進するため、デジタル知識・能力を身につけるための実践的な学びの場として、ポータルサイト「マナビDX (デラックス)」を2022年3月に開設しました。
さらなる地域企業・産業のDXの実現に向け、ビジネスの現場における課題解決の実践を通じた 能力を磨くため、2023年度8月~2024年2月下旬の期間、1,800名程度の学生・社会人を対象にデジタル推進人材育成プログラム「マナビDX Quest」を実施します。
マナビDX Questは、企業データに基づく実践的なケーススタディ教育プログラム及び、地域の中小企業との協働による、デジタル技術を活用した地域企業協働プログラムからなります。 2022年度は受講生2,134名、協働した中小企業88社が参加し、満足度96%を達成しました。
マナビDX Questを通じて、デジタルの経験有無にかかわらず、企業におけるDXを推進する変革の考え方やプロセスを学び、志を同じくする幅広いデジタル人材とのつながりを構築することができます。
内容としては、「ケーススタディ教育プログラム(PBL)」と「地域企業協働プログラム」の2つのタームに分かれています。
「ケーススタディ教育プログラム(PBL)」は自分で時間をみつけて進めていくPBL(Project-based Learning:プロジェクト型学習)となります。具体的な企業をテーマにした約10週間のPBLを通じて、 DXを推進し組織を変革する一連のプロセスを、一気通貫で学習することができます。
また更に教材が2つに分けられており、「AIモデルの構築・検証と、組織への展開方法を学べる」教材1と「データ分析による課題特定方法と、技術検証・組織への展開方法を学べる」教材2が用意されています。教材1はAIモデルの構築や評価が含まれており、教材2ではAIやDXの導入する立場を想定して演習を進めるのが特徴です。
教材のサンプルが公開されているので気になる方は以下をチェックしてください。
- https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/MDXQuestText_Digests_new.pdf
- https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/MDXQuestText_Samples_1_new.pdf
- https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/MDXQuestText_Samples_2_new.pdf
第2タームの「地域企業協働プログラム」は第1タームを修了した受講生が対象となり、実際に中小企業と約2ヶ月間かけて課題解決に取り組む内容となっています。
実際の現場で経営陣・担当者とDXを推進する実体験を通じて、PBLで学んだDX推進・変革を現場で推進する際の難しさやポイントの理解等、机上では得られない学びが可能なプログラムです。
そして『マナビDXクエスト』にはもう一つ大きな特徴があります。
それは、
全て無料
ということです。
ここまでボリュームがあるものを企業研修として受けるとなると数十万円かかることが想定されます。
課題提出もあり、仕事や勉強の合間で進めていくのは大変かもしれませんが、とてもコスパの良いプログラムといえますね。
応募したきっかけ
『レベルアップ』
この一言につきます。
筆者自身の現状を言いますと、
- 新卒で入社して以来、水処理開発に従事
- 2年前に構造解析ソフトの国内代理店に転職
- 転職ほどなくして、病気発覚のため半年ほど休職
- 1年前に元の会社に戻るも、IT関係の部署に配属される
要するに「右も左も分からぬヒヨッコ」状態で、日々の業務をこなすためにもっともっとスキルを向上させる必要が現在進行形であります。
Udemyや資格試験勉強を通して学習もしてきましたが、より実践的なスキルも学べそうな『マナビDXクエスト』はうってつけのプロジェクトと感じました。
最初のタームは5つのPBLから選ぶことになっていますが、現段段階ではまだどれにしょうか迷っています。
SlackやSNSで情報収集をして決めていきたいと思います。
アドバイスあればtwitterなどにコメントいただけると幸いです。
受講する方は一緒に頑張りましょう!