この記事では、『QC（品質管理）検定3級』について紹介するにゃん。
品質管理ということは製造現場で役立つ資格かな？
製造はもちろん、研究・開発やマーケティング部門でも役立つ知識が含まれてるにゃん。
問題解決力の向上を図って間接部門でも受験者が増えてるみたいにゃん！
ポイント
- QC（品質管理）検定3級は、民間資格
- 1級が最上位資格
- 3級の対象は、社会人に加えて大学生、高専生、工業高校生
- 就職・社内評価でアピールできるのは3級以上、転職なら2級以上を
- 1年に2回試験が実施される
- 勉強時間の目安：4～6週間
- 独学でも十分合格可能、上位資格を目指すためしっかりと理解したい方は通信教材がオススメ
- 合格後は、上位資格でステップアップ
ぽんぽこ。セレクト これで合格！
まず始めに、資格合格に繋がった教材を紹介します。
筆者は、独学で3週間で合格することができました。
勉強に使用したのは、テキスト1冊と過去問集1冊です。
誰かの参考になればと思います！
参考書（テキスト、過去問集）
テキストは、ユーキャンの資格試験シリーズです。
資格合格に強いユーキャンのテキストとあって、要点がしっかりとまとめられています。
イラストや図表が多くあり、とても分かりやすい1冊となっています。
また、確認テストや模擬試験も用意されており、知識定着の工夫がしっかりとされています。
6回分の試験問題が用意されている過去問集です。
QC検定3級は、過去問さえしっかりしていれば十分合格できる資格なので過去問演習が大事になります。
この過去問集は十分な過去問量に加え、解説が良質です。
QC検定の前知識がある方はこの1冊だけでも十分かもしれません。
QC検定3級 資格概要
| 資格種別 | 民間資格 |
| 受験資格 | なし |
| 難易度 | ★★☆☆☆ |
| オススメ度 | ★★★☆☆ |
| 勉強時間 | 4～6週間 |
| 勉強方法 | ①独学（参考書、過去問集） ②通信教材 |
| 試験日程 | 【第33回】2022年3月20日（日） 【第34回】2022年9月4日（日） 【第35回】2023年3月19日（日） |
| 願書受付期間 | 【第33回】2021年12月6日～2022年1月7日 【第34回】2022年6月上旬 【第35回】2022年12月上旬 |
| 合格発表 | 試験後、1ヶ月 |
| 受験地 | 札幌市、苫小牧市、青森県、宮城県、秋田県、福島県、茨城県、栃木県 群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県 福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡市、浜松市、豊橋市、岡崎市 名古屋市、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、鳥取県 島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、福岡県 佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、鹿児島県、沖縄県 |
| 受験料 | 4,400円 |
| 備考 | 問合せ先：一般財団法人日本規格協会（JSA） |
QC（品質管理）検定とは？
QC（品質管理）検定について、JSAのHPには下のように記載されています。
品質管理検定（ＱＣ検定）は、品質管理に関する知識をどの程度持っているかを全国で筆記試験を行って客観的に評価を行うものです。
https://webdesk.jsa.or.jp/common/W10K0500/index/qc/qc_qc1/
QC検定を通して、品質管理に関する基礎的、応用的な知識を評価するわけですね。
大多数の企業では、自社商品の品質を維持・改善・向上を図り、様々な手法で品質管理が実施されています。
例えば、工場製品は不良品率や工程直行率を改善するために抜取り検査が行われ、それで得られたデータを使って色々な施策が実行されます。
特にQC七つ道具と呼ばれるフレームワーク（手法）は有名で、適切に使うことで個人・チームの問題解決力を向上することができます。
なおQC七つ道具には2種類あり、数値データを処理する『QC七つ道具』と言語データを処理する『新QC七つ道具』に分けられています。
QC検定には４つの級がある！
QC検定には、受験者のレベルに応じて4つの級が用意されています。
級の数字が低くなるほど上位資格となり、一番上は「1級」となります。
各級での対象は以下の通りです。
| 1級（準1級） | 品質管理部門のスタッフ、技術系部門のスタッフなど企業内において品質管理全般についての知識が要求される業務にたずさわる方々 |
| 2級 | QC七つ道具などを使って品質に関わる問題を解決することを自らできることが求められる方々 小集団活動などでリーダー的な役割を担っており、改善活動をリードしている方々 |
| 3級 | QC七つ道具などの個別の手法を理解している方々 小集団活動などでメンバーとして活動をしている方々 大学生、高専生、工業高校生など |
| 4級 | これから企業で働こうとする方々 人材派遣企業などに登録されている派遣社員の方々 大学生、高専生、高校生など |
試験の難易度を考えても、社会人や就活生は最低3級から始めることをオススメします！
取得によるメリットは？就職・転職に使える？
民間資格ですが、自身のスキルの証明としては十分使える資格です。
2級～1級であれば、特に工業製品を扱う企業では就職や転職で大きな武器となります。
また社内評価の1つとして扱っている企業も多くあるので、取得によるステップアップなどが期待されます。
受験対象として実務担当者や技術メンバーと記載されていますが、問題解決力の向上を目的として、間接部門の方の受験も増えています。
QC検定3級はどんな試験？
試験時間は90分で全問マークシートの試験となります。
出題範囲は実践分野と手法分野に分けられており、各分野50%以上かつ総合得点の70％以上が合格ラインとなります。
〇×式問題や択一問題、計算問題がありますが、難易度は低めです。
計算問題に関しては、少ないデータ群から平均値や分散を求める問題なので、数学が苦手な方でも容易に取り組むことができます。
また、1年に2回試験が開催されるため、挑戦しやすい資格といえます。
直近の合格率は3級で50%前後となっています。
なお、QC検定3級で認定する知識と能力のレベルは以下とされています。
QC七つ道具については、作り方・使い方をほぼ理解しており、改善の進め方の支援・指導を受ければ、職場において発生する問題をQC的問題解決法により、解決していくことができ、品質管理の実践についても、知識としては理解しているレベルです。
基本的な管理・改善活動を必要に応じて支援を受けながら実施できるレベルです。
https://webdesk.jsa.or.jp/common/W10K0500/index/qc/qc_level/
合格するには独学？スクール？
独学
筆者自身、独学で合格しました。
勉強時間は、30分～1時間を3週間です。
資格試験としては難易度が高くないので、スキマ時間を使ってテキストを読み進めることが大事です。
また、テキストで深く理解するよりも過去問演習で学ぶスタイルの方が効率が良いです。
〇×問題が多いので、1年分の過去問解答にそこまで時間が掛からないのもQC検定3級の特徴です。
スクール
独学での学習が慣れない、どうしても自分では時間が作れない、初学者で参考書でつまづく
という方は、スクール・通信教材をオススメします！
本記事でも紹介しますので、是非検討してください！
SMART合格講座
SMART合格講座のQC（品質管理）検定3級のコースです。
SMART合格講座ではスマートフォンがあればどこでも学習することができます。
もちろんパソコンやタブレットでも学習することができ、スキマ時間も有効に使うことが可能です。
本コースでは、各テーマ1分間の動画が用意されており少しの時間でも学習することができます。
動画は1.5～2倍速で視聴することができ、勉強時間の時短も見込めます。
また、音声データも用意されており、動画の閲覧が難しい状況（電車やながら作業時など）でも学習を進めることができます。
JTEX
技術系の講座を専門とする『JTEX』です。
QC検定2級のコースは、3か月の受講期間となっています。
JTEXではQC検定の他に電気主任技術者や電気工事士、技術士などの講座もあります。興味がある方は一度チェックしましょう！
3級の内容をしっかりと理解すれば、今後の2級、1級の受験にも役立つにゃん！
合格後は？
QC（品質管理）検定3級は、民間資格ですが、自身のスキル証明に大きく役立つ資格です。
就職や社内評価では3級以上から挑戦しましょう！
転職の場合は、2級以上の資格と実務経験（カイゼン活動や問題解決結果）があればアピールできます。
合格後は、上位資格を目指しましょう！
企業では、品質管理はとても優先度の高い業務となります。
上位資格の学習を通して、実践で使える知識を蓄えることで社内・社外評価の向上が期待されます。
- QC（品質管理）検定 2級
- 3級の1つ上の資格となります。検定や試験計画などの実務的な計算が出題されます。実務担当者としてステップアップしたい方にオススメです。
- QC（品質管理）検定 1級
- 受験資格が無いため、一気にステップアップしたい方にオススメです。計算問題の難易度も高くなりますが、論述試験もあるため、しっかりとした試験準備が必要となります。