この記事では、『危険物取扱者乙種4類』について紹介するにゃん。
資格試験の入門としても人気な資格ぎゃお!
ガソリンスタンドの時給アップのために多くの学生も挑戦してるにゃん。
受験資格も無いし、とりあえず国家資格が欲しい人にもオススメにゃん!
ポイント
- 危険物取扱者乙種4類は国家資格で、受験資格無し
- 就職、社内評価に役立つ
- 転職なら化学系業界、製造現場でアピール可能
- 試験は1年に数回実施、都道府県ごとに試験日が異なる
- 科目免除制度有り
- 勉強時間の目安:4~6週間
- 独学でも十分合格可能、絶対に合格したい方は(低コストの)スクールがオススメ
- 合格後は他の乙種を取得し、甲種を目指そう
ぽんぽこ。セレクト これで合格
まず始めに、資格合格に繋がった教材を紹介します。
筆者は、独学で4週間で合格することができました。
勉強に使用したのは、テキスト1冊と問題演習アプリです。
誰かの参考になればと思います!
参考書
テキストは、ユーキャンの資格試験シリーズです。
資格合格に強いユーキャンとあって、要点がしっかりとまとめられています。
イラストも多く、各単元の重要度も明記されてあり、効率よく学習を進めることができます。
また各ページのサイドには用語説明や補足説明、(少し苦しいがクセになる)ゴロ合わせが書かれてあり、理解度を深めてくれます。
巻末の2回分の模擬試験に加えて、要点集『コレだけ!!50+』が含まれており、オールインワンの1冊となっています。
アプリ(問題演習用)
無料で問題演習ができるアプリです。
最近は、取り分け難関資格以外の資格はアプリを使うことでスキマ時間に効率よく勉強できます。
スマホさえあれば過去問演習ができますし、無料ですので試しにインストールしてみてください!
危険物取扱者乙種4類 資格概要
資格種別 | 国家資格 |
受験資格 | なし |
難易度 | ★★☆☆☆ |
オススメ度 | ★★★☆☆ |
勉強時間 | 4~6週間 |
勉強方法 | ①独学(参考書、過去問集) ②通信教材 |
試験日程 | 都道府県毎 |
願書受付期間 | 各試験毎 |
合格発表 | 試験毎(2~4週間程度)、中央センターは |
受験地 | 全国 |
受験料 | 4,600円 |
備考 | 問合せ先:一般財団法人消防試験研究センター |
危険物取扱者乙種4類とは?
危険物取扱者とは?
危険物取扱者について消防研究センターのHPには以下のように記載されています。
一定数量以上の危険物を貯蔵し、又は取り扱う化学工場、ガソリンスタンド、石油貯蔵タンク、タンクローリー等の施設には、危険物を取り扱うために必ず危険物取扱者を置かなければいけません。
http://www.shoubo-shiken.or.jp/kikenbutsu/index.html
すなわち危険物を少量ではなく、一定数量以上を保有する企業はその危険物の種類に応じた危険物取扱者を設置する義務があります。
そして危険物を取扱うとき、危険物取扱者が直接取り扱うか、立ち合いのもと危険物取扱者以外の者が取扱わなければなりません。
なお危険物とは消防法で定められており、一般的には火災の発生・拡大の危険性が大きく、また消火が困難な物品をいいます。
そして、性状の違いにより第1類から第6類まで定められています。
類別 | 性質 | 性質等の概要 |
---|---|---|
第1類 | 酸化性固体 | 固体であって、そのもの自体は燃焼しないが、他の物質を強く酸化させる性質を有し、可燃物と混合したとき、熱、衝撃、摩擦によって分解し、極めて激しい燃焼をおこさせる危険性を有するもの。 |
第2類 | 可燃性固体 | 火災によって着火しやすい固体又は比較的低温(40度未満)で引火しやすい固体であり、出火しやすく、かつ、燃焼が速く、消火することが困難であるもの。 |
第3類 | 自然発火性物質及び禁水性物質 | 空気にさらされることにより自然に発火する危険性を有し、又は水と接触して発火し若しくは可燃性ガスを発生するもの。 |
第4類 | 引火性液体 | 液体であって、引火性を有するもの。引火点250度未満のもの。 |
第5類 | 自己反応性物質 | 固体又は液体であって、加熱分解などにより、比較的低い温度で多量の熱を発生し、又は爆発的に反応が進行するもの。 |
第6類 | 酸化性液体 | 液体であって、そのもの自体は燃焼しないが、混在する他の可燃物の燃焼を促進する性質を有するもの。 |
このように消防法は危険物として定めているのは、固体または液体、物質(固体、液体)のみで、気体は含まれません。
水素ガスとかプロパンガスみたいなのは対象外ぎゃお!
危険物取扱者の種類
危険物取扱者には、甲種、乙種、丙種と3種類の資格区分に分けられており、それぞれの試験に合格し、免状を交付してもらう必要があります。
最上位資格は甲種となっており、全ての類の危険物を取扱・立会ができます。
乙種は第1類から第6類の試験区分に分けられており、合格した類の危険物の取扱・立会ができます。
最後に丙種は、第4類の特定の危険物(ガソリン、軽油、灯油)の取扱いができます。しかし、丙種に関しては立会はできませんので注意してください。
なぜ乙種4類が人気なのか?
危険物取扱者試験では受験者の70%弱が乙種4類の試験を受験しています。
なぜ、乙種4類だけこれほど受験者数が多いのでしょうか?
それは、乙種4類に指定されている危険物のみで、全危険物の9割を占めているからです。
乙種4類は引火性液体と呼ばれるもので、アルコール類やアセトン、ガソリン、灯油、重油、ギヤ―油やシリンダー油、動植物油類などまで含みます。
このように、乙種4類のみでも大半の企業が貯蔵・使用している危険物を取扱うことができます。
また試験難易度が低く、甲種受験資格を保有している人が練習として受験することも、受験者数が多いことに寄与しています。
取得によるメリットは?就職・転職に使える?
国家資格で、毎年10万人が受験することから需要の高い資格といえます。
製造現場やガソリンスタンド、タンクローリーなどはそもそも有資格者ではないと仕事を任せて貰えません。
資格を取ることで社内評価が高くなり、また資格手当が貰えることが多いです。
学生のうちに資格を取得することで、就職活動で一定の評価(有資格、スキル証明、学習意欲)はされるでしょう。
加えて、受験資格がないことから、化学系の学生以外の受験者数も多いです。
一方、転職の場合は化学系のメーカーや製造現場などの業種で評価されるでしょう。
しかし、関係の無い業種への転職を考えており、ただ単に有資格として評価されるのは難しいです。
乙種4類では難しいですが、最上位資格である甲種であればスキル証明としてアピール材料となり得ます。
危険物取扱者乙種4類はどんな試験?
試験時間は2時間で35問、五肢択一のマークシート形式です。
試験科目は『危険物に関する法令:15問』、『基礎的な物理学及び基礎的な化学:10問』、『危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法:10問』となっています。
35問で2時間…大抵みんな途中退室するにゃん。
なお、別の乙種の資格を有する人には『危険物に関する法令』と『基礎的な物理学及び基礎的な化学』の科目免除があります。
したがって、科目免除がある人は『危険物の性質並びに火災予防及び消火の方法』の10問を35分の試験時間で受験することになります。
合格基準は各科目60%以上の正答率となっています。
五肢択一かつ問題数も少ないため、試験難易度は低めです。
合格率は30~40%を推移しており、他の資格試験と比べると高い合格率となっています。
また都道府県毎に異なりますが、試験は1年に数回実施されるため挑戦しやすい資格といえます。
合格するには独学?スクール?
独学
筆者自身、独学で合格しました。
勉強時間は30分~1時間を4週間です。
資格試験としては難易度は低いので、テキストとアプリで効率的に学習を進めましょう。
過去問の傾向は大体固定されており、また問題数も少ないので、問題演習を繰り返し行うことをオススメします。
『危険物に関する法令:15問』、『基礎的な物理学及び基礎的な化学:10問』、『危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法:10問』と明確に科目が分かれているので、早めに自分の苦手科目を把握し、テキストと問題解説で理解を深めていきましょう。
アプリで1年分の問題数を30分から1時間で解けるようにすれば、60%以上の合格率は十分獲得できると思います!
スクール
独学での学習が慣れない、どうしても自分では時間が作れない、初学者で参考書につまづく、どうしても合格したい
という方は、スクール・通信教材をオススメします!
危険物取扱者乙種4類は受験者数も多いためか、受講料が安いスクールが多いのが特徴です。
本記事でも紹介しますので、是非検討してください!
スタディング
オンライン講座の『スタディング』です。
受講料が他の通信講座に比べて安めなのが特徴です。テキストと過去問集を合わせた金額ぐらいで受講することができます。
スタディングの講義はスキマ時間を活かせるように最適化されており、短時間で効率良く学習することができます。
ビデオ講座の品質も高く、オススメのスクールです。
フォーサイト
資格取得通信講座の『フォーサイト』です。
フルカラーのテキストと講義動画で勉強するスタイルです。
また高品質なe-ラーニングと問題集も含まれており、合格率は飛躍的に伸びるはずです。
無料でお試し受講もできますので、気になる方は是非申し込んでみてください。
オンスク.JP
様々な講座を受講できる『オンスク.JP』です。
講義はもちろん、問題演習やダウンロード教材も含まれており、資格取得に向けて効率良く学習できます。
また、月額制となっており低いコストで試すことができるのも特徴です。
合格後は?
危険物取扱者乙種4類は国家資格で、就職や社内評価に大きく役立つ資格です。
資格難易度も高くないので、コスパが良い資格といえます。
合格後は他の乙種を取得し、甲種を目指しましょう!
甲種まで取れれば、転職のときに武器になり得ます。
他の乙種に関しては科目免除制度を利用することで、短期間の学習期間で取得が可能です。
- 4類以外の危険物取扱者乙種
- 科目免除もあり短期間の学習期間で取得可能。範囲も限られるので、1日に2個の受験・合格も可能。
- 危険物取扱者甲種
- 受験資格がある方は最上位資格の甲種を取得を。外部評価でも役立つ資格です。